こんにちは、Unityエンジニアのオオバです。
Oculus Quest2開発での話です。
Unityプロジェクトを構築する順序次第で
開発を始めるまでの時間が大きく変わります。
Oculus Integrationのインポートに時間がかかるため、
無駄なインポート処理を省く手順を紹介します。
最短手順
- 空のプロジェクトを作成
- TextureCompressionをASTCへ
- プラットフォームをAndroidへ
- Vukan削除OpenGLES3.0だけ残す
- カラースペースをGannmaからLinearへ
- APIレベルを Android 6以上へ
- Install XR Plugin ManagementからOculusチェック
- Oculus Integrationをインポート
Oculus Integrationのインポート前に
Unityエディタの準備を全て終わらせておく作戦です。
→11万文字で徹底解説した「DOTweenの教科書」Unityアニメーションの超効率化ツールはこちら
Texture圧縮、SwitchPlatformは空の状態で行う
【重要】 空のプロジェクトで始めます。

Oculus Quest2はAndroidアプリなので、
ビルドターゲットをAndroidに切り替えます。
同時にTextureCompressionもASTCへ。
空のプロジェクトだとサクッと完了します。
Linearに設定Vukan削除

Vulkanでも動くらしいですが、
完全に対応していないようです。
📚 参考サイト : Known Issues With Vulkan API | Oculus Developers
トラブルは最小限で済ませたいため、
Vulkanは除外します。
Android 6以上へ

XR Plugin Managementのインストール

XR Plugin Managementのインストールと
Oculusの設定をしていきます。

Plug-in ProvidersのOculusにチェック。
Oculus Integrationのインポート
やっと本命のOculus Integrationのインポートです。
事前にAssetStoreで購入(無料)しておきます
Oculus Integration | Integration | Unity Asset Store


Avatarのチェックを外してインポート。

Oculus Utilities Pluginのアップデートを行います。
Yesをクリック。

バックエンドにOpenXRを使用する確認です。
Use OpenXRをクリック。

OKをクリック。

Unityの再起動を求められるため、
Restartをクリック。

再度Unityの再起動が求められます。
Restartをクリック。
以上でOculus Integrationの
インポートまでは完了です。
サンプルシーンを動かしてみる

こちらはサウンド系実装サンプルです。。
Assets/Oculus/Spatializer/scenes/RedBallGreenBall.unity
↑のサンプルを実機(Quest2)で動かしてみます。
PCにQuest2をUSBケーブルで接続。

Build Settingsこのような感じです。
事前にQuest2を開発者モードにしておきましょう。
左右のボールから音が再生されるサンプル。
首を片方にふると、聞こえ方が変わるので面白いです。
サウンド実装の参考になりそうです。
まとめ
Oculus Quest2の
Unity開発環境構築最短ルートを解説しました。
- 空のプロジェクトを作成
- TextureCompressionをASTCへ
- プラットフォームをAndroidへ
- Vukan削除OpenGLES3.0だけ残す
- カラースペースをGannmaからLinearへ
- APIレベルを Android 6以上へ
- Install XR Plugin ManagementからOculusチェック
- Oculus Integrationをインポート
次回新規のOculus Quest2プロジェクトを作る際は
この手順を試してみてもらえればと思います。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!
すばらしいQuest2開発ライフをお過ごしください。
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