こんにちは、Unityエンジニアのオオバです。
2022年2月15日、Gotcha Gotcha GamesがRPGツクールの新作発表しました。
RPGツクールとはプログラミング不要でRPGゲームを作れるソフトです。
その新作。その名も 「RPG Maker Unite」 です。
プログラミングしなくてもゲームが作れる。
このコンセプトをぶらさずに作り続けているのがまず凄い。
そのノウハウの集大成として今回新作がリリースされます。
各メディアで取り上げられている情報を元に、
ゲームエンジニア視点で考察してみました。
RPG Maker UniteはUnityエンジン採用、スマホ書き出し可能へ
はじめに結論を簡単にまとめます。
①RPG Maker UniteはUnity製
②RPG Maker UniteはMakerシリーズへ統合
③RPG Maker Uniteはスマホゲーム書き出し可能
④RPG Maker Uniteはプログラミングなしでゲーム開発可能
⑤RPG Maker Uniteは2022年内に発売予定
数十年前にオオバも昔RPGツクール2というソフトで遊んでいました。
ゲーム作るのおもしろいんですよね。
自分でストーリーを考えたり、敵の強さを決めたりとか。
その新作がUnityエンジンを採用したということです。
実際にどんな感じのゲーム開発になるのか、
つくるゲームにどんなことが出来るのか気になりますよね。
まだぜんぜん情報が出揃っていませんが、
Unity歴8年のエンジニアとしては
取り上げたくなる内容だったため、まとめてみました。
→11万文字で徹底解説した「DOTweenの教科書」Unityアニメーションの超効率化ツールはこちら
RPG Maker Uniteとは?
RPG Maker Uniteとは 「RPGゲームを作るソフト」 のことです。
以前はRPGツクールという名前でしたが、海外で販売されていた「Maker」に統合。
RPGツクールから、RPG Makerとなったようです。
オオバは小学生の頃スーパーファミコンで販売されていたRPGツクール2。
こちらのソフトでゲームを作った記憶があります。懐かしいです。
パソコン版も販売されています。
そしてRPG Maker Uniteは新作として
今年2022年内にリリースされるのです。
PRG Maker UniteはUnity製
新作ソフトの話題をこのブログで取り上げることはないのですが、
今回は話が違います。
理由は「RPG Maker Unite」が Unity製 だからです。

どうやら Unity Asset Storeから販売される とのこと。
これには、オオバもテンションが上ってしまいました。
前作のRPGツクールはパソコン用のソフトでした。
それが新作のRPG Maker UniteはUnityエンジン上で動くものに変わります。
あまりピンと来ないかもしれませんが、これは大きな違いです。
今まではRPGツクール単体をインストールすればよかったと思います。
しかし、これからはまず Unityエディタをインストール して更に
Unityエディタから RPG Maker Unite をインストールするということになります。
これだけ読むと一手間増えてめんどうくさいとなるかもしれませんが、
Unityエディタの機能が使えるため、
日々Unityを扱っている人からすると楽しみなんじゃないかなって思います。
RPG Maker Unite発売前にUnityエディタを触ってみたいという方は、
こちらの記事にUnityの始め方を記載していますので、どうぞご覧ください。
Unity開発者はUnityのスキルが生きるかもしれない

RPG Maker UniteはおそらくUnityのエディタ拡張でゴリゴリ作っているはずです。
つまりRPGツクールがUnityエディタで動かせるということ。
個人的には、「どういう風にRPGツクール自体を作っているのか」気になりますよね。
中の実装がどうなっているのかってことです。
(マニアックな内容ですみません)
そして、どういうゲームが作れるのかも気になります。
なにせ、オオバのRPGツクールは小学生の頃から時間が止まっていますから。
Unity製ということで、C#で拡張できるかもしれませんし、
今までたまったUnityノウハウを活かせるかもしれません。
情報が全く明かされていないため、想像の域を出ていませんが。
とにかく RPG Maker UniteはUnity製 。
ゲーム好きのUnityエンジニアは心が踊ったのではないでしょうか。
RPG Maker Uniteはモバイル書き出し可能へ
今までのRPGツクールの場合、モバイル向けは塩対応でした。
モバイルブラウザにアクセスしてプレイといった形。
Unitiyエンジンを使うRPG Maker Uniteは、
モバイルアプリとしても書き出しが可能になりました。
これは大きな進歩です。
時代が時代。スマホ対応できていない時点でわかっていない認定。
RPG Maker UniteはUnityエンジンを選択したことで、
スマホ書き出しに対する開発工数は大幅に削れたのではないかと思っています。
プログラム書けなくてもスマホゲームを出せる時代へ

RPGツクールの凄いところはプログラミング不要だということです。
1行もコードを書かずにゲームを完成できてしまう。
これって、本当にすごいですよね。
つまり、プログラミングを知らない一般人が、
GooglePlayやAppStoreで個人ゲームをリリースできてしまうということなのです。
もちろん簡単ではないかもしれません。
ツールを使いこなすにはそれなりの時間はかかるでしょう。
Unityが掲げるゲーム開発の民主化を、
RPG Maker Uniteが更に加速させる可能性があります。
これはRPG Maker Uniteの動向から目が話せないですね。
まとめ : RPG Maker Uniteが楽しみで仕方ない

最後に記事の内容を簡単にまとめます。
①RPG Maker UniteはUnity製
②RPG Maker UniteはMakerシリーズへ統合
③スマホゲーム書き出し可能
④プログラミングなしでゲーム開発可能
⑤2022年内に発売予定
こんな感じです。
繰り返しになりますが、情報がまったくないためかなり想像部分が多かったです。
しかし、このアプリによってゲーム開発がより一般的になる可能性があります。
その時代の変化に気づいていきたい。
時代の変化こそビジネスチャンスがあります。
今後のRPG Maker Uniteの動向にチェックしていきましょう。
最後に情報まとめ表です。
ソフト名 | RPG Maker Unite |
---|---|
対応OS | Windows / macOS |
販売プラットフォーム | STEAM / Unity Asset Store |
価格 | 未定 |
開発元 | Gotcha Gotcha Games |
発売時期 | 2022年内 |

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