こんにちは、Unityエンジニアのオオバです。
「ゲームづくりが子供の頃から夢でした」
「子どもの頃によく遊んでたゲームを自分で作ってみたいんです」
「最初は全く知識がなくても自分でゲームを作れますか?」
このような相談をSNS経由でいただきます。
オオバも子供の頃は死ぬほどテレビゲームをしていました。
- ファミコン
- スーパーファミコン
- ゲームボーイ
- ゲームギア
- プレイステーション1, 2
- セガサターン
- ドリームキャスト
時代とともに遊ぶハードウェアは移り変わりましたが、ゲーム自体はずっと好きで親が止めていなかったら1日中やっていたと思います。
※ちなみにオオバ家では1日30分という鉄の掟がありました
オオバにとって ゲームは青春時代を共に過ごした大切な思い出 です。そんな大切なゲームを自分で作れるようになる未来なんて全く想像していませんでした。
グラフィックデザイナーとして社会人が始まり、その後Webエンジニアに転職後、社内異動からゲームエンジニアをやるようになりUnity歴も早12年。過去リリースしてきたゲームやアプリは10タイトル以上あります。
今でも自分がゲーム開発しているということは夢のように感じます。子供の頃熱中していたゲームを自分の手で生み出しているわけですから。 文系デザイナー出身のオオバでもできた わけですから 今や誰でもゲーム開発を始められる と言っても過言ではありません。
この記事にたどり着いたみなさんはゲームを作りたいけど、どうしたら良いか分からないと悩んでいますよね。
おめでとうございます。 この記事にたどり着いたあなたは正解 です。この記事を読み終わる頃にはあなたはゲームクリエーターに足を踏み入れることでしょう。
ぜひ最後まで読んでゲーム開発を始める方法を手に入れてみてください。
👉DOTweenの教科書を読んでUnityアニメーションをプログラミングしてみよう!
- なぜ今まで個人がゲームを作れなかったのか?
- Unity(Unity Engineとは?)
- Unityの始め方(ダウンロード方法)〜環境を整える5つのステップ〜
- ステップ①Unity IDの作成
- ステップ②Unity Hubのインストール
- ステップ③Unityエディタのインストール
- ステップ④Visual Studioのインストール
- ステップ⑤Unityプロジェクトの作成
- どのようにUnityを学習していけばよいか?
- 書籍を使ってUnityを学習
- 技術ブログを使ったUnityを学習
- 動画を使ってUnityを学習
- スクールに通ってUnityを゙学習
- 公式サンプルを使って無料でUnityエディタの使い方を学ぶ
- Unityの学習方法まとめ
- ゲーム素材で困ったらUnityアセットストアをフル活用
- Unityゲーム開発のお供Unityちゃん素材をフル活用
- Unityの始め方入門まとめ
なぜ今まで個人がゲームを作れなかったのか?
ゲーム開発を始める前に少しだけ歴史の話をさせてください。今がどれだけ奇跡的な瞬間なのかが実感できます。
実は少し前まで個人でゲームを作るというのは非常に難易度の高いものでした。
なぜなら ゲーム開発のノウハウは世に出回っていなかったから です。ゲーム開発ノウハウは各企業が持っていて、無料情報として世の中に出てくることはありませんでした。ライセンス料を払って使わせてもらうという時代が続いていたようです。
ではなぜ今、誰もが無料でゲーム開発を始められるようになったのか?
インターネットが普及して誰もが無料で平等に知識を得られる時代になりました。そしてゲーム開発ノウハウの コア である「ゲームエンジン」を 誰でも無料で使えるサービスが現れたから です。
「Unity Engine」や「Unreal Engine」のような大企業が開発元のゲームエンジンもあれば「Godot Engine」や「Cocos2d-x」のようなオープンソース化されたサービスもあります。
これらは誰でも無料で使えます。
つまり今の時代は誰でもゲーム開発を始めることができ、今までお金や情報がなくて諦めていた夢を手に入れることができる時代となったわけです。
普段は会社員をやりつつ、帰宅後や土日はゲーム開発をしている人を何人も知っています。リリースしたゲームで収益を上げ副業にしている人もいるのです。
今という奇跡的な時代に生まれたからこそ 個人でゲームが作れる わけです。このチャンスは使わない手はないとオオバは考えています。もしゲーム開発を始めてみたい方はぜひこの時代を利用して夢を叶えてもらえたらと思います。
ゲームエンジン名 | 開発元 | 使用言語 |
---|---|---|
Unity Engine | Unity Technologies | C# |
Unreal Engine | Epic Games | C++ |
Godot Engine | オープンソース(MIT) | GDScript(独自言語), C++, C# |
Cocos2d-x | オープンソース(MIT) | C++, JavaScript, Lua |
GameMaker | YoYo Games | GML(独自言語) |
↑上記リストは無料で使えるゲームエンジンの一部。
このように世の中にはさまざまなゲームエンジンがあります。
本記事ではUnity歴12年のオオバが「Unity Engine」をピックアップして紹介します。過去にUnity製のゲームやアプリ開発に10本以上携わってきた経験がありUnityの良いところ悪いところを熟知しています。
ゲーム開発を始めたいと思っているみなさんの 背中をそっと押してくれる記事 になっていますのでぜひ最後まで読んでみてください。
そもそもゲームエンジンとは?
前述の文章の中で「ゲームエンジン」というキーワードが登場しました。
このように思う方も多いかもしれません。結論からいうと「ゲームエンジンとはこうあるべき」という決まった形はありません。
ゲームエンジンとはあくまでゲーム開発サポートするアプリという認識で大丈夫です。どんなサポートをしてくれるのか?一部を紹介すると以下です。
- 物と物の衝突判定機能
- 画面に3Dを表示させる機能
- GUI表示機能
- スマホにゲームを書き出す機能
- アニメーション機能
- エフェクト機能
- サウンド機能
このようにゲームを開発するにはさまざまな機能を作らなければなりませんが、ゲームエンジンを使うことで最初から使用できます。
よく質問を頂く内容です。独自で機能を作らないと同じゲームエンジン同士で作品が似てしまうのではないか?
結論、大丈夫です。なぜなら ゲームエンジンが用意する機能はあくまで最低限 だからです。実際は機能を拡張、カスタマイズして作り上げていきます。その過程で似ることはあっても全く同じゲームにはなりません。
あくまでゲームエンジンはゲーム開発のサポート。ゲームエンジンを使っているからゲームが完成するのではなく、ゲームエンジンを利用しているためイチから作るより断然早くゲームが作り上がるという感じです。
みなさんもゲームエンジンのサポートは遠慮なく利用してゲーム開発を楽しんで頂きたいです。
Unity(Unity Engineとは?)
本記事で取り上げるUnity(ユニティ)とは米国企業ユニティ・テクノロジーズ社が開発するゲームエンジンです。日本ではユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社という日本法人の方が有名です。
過去にはUNITEやU/Dayといった公式イベントを開催していて、中の人と情報交換ができる機会としてオオバもよく参加しています。
Unityは世界規模でシェア率が高く非常に人気の高いゲームエンジン です。オオバはスマホゲーム業界に10年以上関わっていて、他のゲームエンジンを触ることもあるのですが、やっぱりUnityが扱いやすい印象です。仕事面でもUnityを採用する案件が多いため今現在も現役のUnityエンジニアとして仕事していますし、これからもUnityメインの仕事が多くなりそうです。
今までスマホ向けの案件が多かったのですが最近は VR案件 が増えました。例えばMeta社からリリースされているQuestシリーズのVR機材にUnityからボタン一つで書き出すことが可能です。
ゲーム業界以外にも医療や建設、住宅業界で現場のシミュレータして使われるニーズが増加しています。
このようにUnityはさまざまな場所で使われていて、これからも進化しながらより広い分野で活用されていくと思っています。
Unityはこんなことができる
Unityは2D、3Dゲーム、ジャンルを問わずさまざまなゲームの開発ができるように設計されています。
例えばすでにリリースされている有名タイトルでは「原神」「ポケモンGo」「呪術廻戦ファントムパレード」「ヘブンバーンズレッド」「ウマ娘」といった有名タイトルがUnityを採用しています。
このようにUnityを使えばアニメ調で高品質な3Dゲームから2Dゲームまで何でも作ることが可能です。またゲーム上に表示されるGUIシステムもデフォルトで用意されていて、一通りのゲーム開発はUnityだけで事足ります。
「Unityを使うからこのジャンルのゲームは作れない」ということは基本的にありません。作ろうと思えばどんなゲームでもUnityで作れます。
ゲーム開発にUnityが選ばれる3つの理由
世界でトップシェアを誇るUnityがなぜ選ばれるのか4つ理由があります。
①誰でも無料でゲーム開発を始められる
②マルチプラットフォームに対応している
③開発に必要なゲーム素材が充実している
④開発環境が直感的でわかりやすい
特徴①Unityは誰でも無料で始められる
Unityが選ばれる最初の理由は 「誰でも無料でゲーム開発を始められる」 からです。もちろんUnityも営利企業のため、有料サービスも提供していますが、それはあくまで企業向けや売れているゲームを作った開発者向けです。
個人開発でこれからUnityを始める方の場合、Unityは 完全無料 で始められます。具体的な始め方は後述しますが、手持ちのパソコンに Unityエディタ をインストールするだけで今日からゲーム開発者になれます。
「Unityエディタ」とはゲーム開発に使用するメインのソフト です。開発者はUnityエディタを通してゲームを作ります。Unityエディタは公式サイトから無料でダウンロード可能。ライセンスはPersonal、Pro、Enterprize、Industryの4つが用意されています。
個人開発する上でライセンスは無料のPersonalで全く問題ありません。 指定の売上規模まで達すると強制的にProにする必要があることだけ覚えておいてください。
そして、大事なのはPersonalライセンスとそれ以外のライセンスで Unityエディタの機能に大差がないこと 。Proライセンス以上じゃないと使えない機能や制限などはなく、Personalライセンスでも同じようにゲーム開発が可能なのです。
PersonalライセンスとProライセンス以降で違う点は、基本的に Unityエディタ外で提供するサービスの充実さ です。
- コンソールゲーム(Nintendo SwtichやPS4/5など)への書き出し機能
- Apple Vision Pro開発サポート
- Unityのソースコードを読める権利
- テクニカルサポート
もしコンソールゲーム開発、またはApple Vision Proの開発をする場合はProライセンスが必要になりますが、普通に個人で開発を始める上ではPersonalライセンスで全く問題ありません。
つまりUnityを使えば 今日から無料でゲーム開発を始められる ということです。
各ライセンスごとの詳しい違いは公式サイトの比較表をチェックしてみてください。
特徴②Unityはマルチプラットフォーム対応している
Unity最大の特徴は 「マルチプラットフォーム対応」 です。具体的には、Unity1つで以下のプラットフォームに書き出すことが可能です。
- iOS
- Android
- Web
- AR/VR
- PC
- Xbox
- Nintendo Switch
- PS4/5
ゲームエンジン登場以前はプラットフォームごとにそれぞれ 個別にプログラミング する必要がありました。つまり開発工数がプラットフォーム分増えるわけです。非常に大変な作業だったということは想像しやすいですよね。
しかしUnityは1つのプログラミング(ソースコード)で複数のプラットフォームに対応できるため非常に効率よくゲームが作れます。
スマホゲーム開発ならAppStore、GooglePlayどちらにもリリースしたいですよね。Unityを使えば1つのソースコードで両プラットフォームに対応できるということです。もちろんプラットフォームごとの固有機能については個別に対応する必要はありますが 大枠のゲームロジックはそのまま使える ため非常に効率が良いです。
マルチプラットフォーム対応はビジネス面からも対応したくなります。工数を抑えて売上を最大化できるためUnityが選ばれているのです。
特徴③Unityは開発に必要なゲーム素材が充実している
個人でゲームを作るときに困るのがゲーム素材です。
- キャラクターデザイン
- 背景イラスト
- ゲームエフェクト
- 3Dモデル
- 各種サウンド
その他さまざまな素材がゲーム開発には必要になります。
安心してください。Unityには Unityアセットストア と呼ばれるゲーム素材を探せるサービスがあるのです。
有料、無料とわずさまざまなゲーム素材がリリースされています。もちろん あなた自身が素材を作って販売することも可能です 。
中にはゲームまるごとをサンプルとして販売もされているものも。 「作りたいゲームがあるけど作り方がわからない」 そんなときにはおすすめです。中身を読んで作り方を学ぶこともできます。
また、Unityアセットストアは頻繁にセールが開催されています。ほしかったアセットが半額で販売されているときもあるのです。だからほぼ毎日通っています。 Unityアセットストアを眺めるだけで楽しい ですし、ゲーム作りのインスピレーションを高めてくれるため Unityアセットストアはいろんな意味でおすすめです。
アセットを使ってみたいけど、最初はどうやって手に入れるのかわからないですよね。そんなアセットストアで購入してみたい方は、↓↓次の記事を参考にしてみてください。Unityアセットストアで 有料無料問わず アセットを購入する方法を分かりやすく紹介しています。
④Unityの開発環境が直感的でわかりやすい
4つ目の理由はUnityの開発環境です。直感的でわかりやすい点もUnityが選ばれる理由になっています。
一見Unityには機能がたくさんあってどこから触ってよいのかわからないかもしれませんが 日常的に使う機能は限定的 です。
こちらの記事で初心者が覚えておいた方が良いUnityエディタの機能一覧を詳しく解説していますのでUnityでゲーム開発を始める際には一度読んでみてください。
また日本人限定の話になりますが、Unityは他ゲームエンジンと違って 日本語情報が豊富 なのも選ばれる理由の1つです。ゲームは開発中に突然トラブルが発生します。そんな時にネット上に英語しか頼れる情報がないと時間がかかって仕方がないですよね。
そんなときに本ブログも同様日本語情報は非常にありがたいです。
Unityの始め方(ダウンロード方法)〜環境を整える5つのステップ〜
ここからは具体的にUnityを始めるために環境整備をしていきます。最初にやるべきことは5つです。
ステップ① Unity IDの作成
ステップ② Unity Hubのインストールとセットアップ
ステップ③ Unityエディタのインストール
ステップ④ Visual Studioのインストール
ステップ⑤ Unityプロジェクトの作成
ステップ①Unity IDの作成
Unityを始めるためには、 Unity ID が必要です。Unity IDと、あなた自身のUnityアカウント。メールアドレス1つで作成可能 です。
Unity IDを取得することで以下のことができます。
- Unityでのゲーム開発
- Unityアセットストアでの購入
- Unityの各種サービスの利用
Unity IDは必ず必要になるため、最初に手に入れておくことをおすすめします。
次の記事でUnity IDの作り方をわかりやすく解説しています。まだUnity ID未取得の方はぜひ参考にしてみてください。

【2025年版】Unity ID(アカウント)の作り方から使い方のまとめ
Unity IDはUnityを始める上で必須です。全画面図解付きでわかりやすくUnity IDの作り方を解説します。
ステップ②Unity Hubのインストール
Unity IDを手に入れたら次はUnity Hubをインストールしましょう。前述の通りUnityは「Unityエディタ」を使ってゲーム開発します。「Unity Hub」とはUnityエディタのインストールをサポートするアプリです。
またUnityエディタはさまざまなバージョンが存在します。Unity Hubはバージョンを管理するときに非常に役立つのです。
こちらの記事を参考にUnity Hubをインストールしてみてください。
初心者、熟練者問わずUnityのバージョンは重要です。
Unityエディタで作業するファイル全体を Unityプロジェクト と呼びます。Unityプロジェクトは 指定のUnityバージョンで開く必要がある のです。バージョンがずれると 最悪ファイルが壊れます。
そんな事故が起きないためにもUnity Hubを使うことをオススメします。
- 適切なUnityバージョンの利用
- 複数バージョンのUnityエディタの共存
- 初心者に優しいUI
Unity Hubは Unity歴12年のオオバも毎日使うくらい便利なツール。プロ・アマ問わずおすすめできるツールです。
ステップ③Unityエディタのインストール
環境構築ステップ3はUnityエディタのインストールです。前述の通りゲーム開発はUnityエディタ上で行います。
Unityエディタのインストールは、前章で紹介したUnity Hubを使います。そしてUnityエディタのインストールで重要なのはUnityエディタの バージョン です。個人開発とチーム開発で選択するバージョンは変わってきます。
具体的なUnityエディタのインストール方法や注意点はこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ステップ④Visual Studioのインストール
次のステップはVisual Studioのインストールです。Visual StudioとはUnityで使用するプログラミング言語C#を記述するテキストエディタです。
テキストエディタは好みのものを使っていただいても大丈夫ですが、初心者は素直にVisual Studioを使った方がよいです。Visual Studioを使用するとコードを記述する際に強力なサポートを受けられます。
「コードアシスト」といって例えば MonoBehaviour
と打ち込みたいとき、Mono
とだけ記述すると勝手にその後のキーワードを入力してくれます。
プログラミングは1文字でも間違うとエラーとなり動きません。Visual Studioのようなプログラミング専用のテキストエディタを使うことで効率的にソースコードを記述できます。
慣れてきたら自分の好きなテキストエディタを、最初はVisual Studioを使うことをオススメします。
Visual Studioのインストールはこちらの記事を参考にしてみてください。

【2025年版】Visual StudioをインストールしてUnityで使う方法
Unity開発必須アイテムVisual Studioのインストールから、Unityで使う方法までを徹底解説しました。
ステップ⑤Unityプロジェクトの作成
環境構築最後のステップはUnityプロジェクトの作成です。Unityプロジェクトとはあなたの開発するゲームデータ全てが格納されたファイル群のこと。1ゲームにつき1プロジェクト作ります。
UnityプロジェクトもUnity Hubを使って作成、管理していきます。詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
スマホ向けゲームを作る場合は、別途Unityプロジェクトに専用の設定が必要です。ぜひ↓↓こちらの記事を参考にUnityプロジェクトを作成してみてください。
以上でUnityでゲーム開発を始めるための準備は全て完了しました。ここから自分のゲームを作っていくことができます。
どのようにUnityを学習していけばよいか?
Unityの環境構築はできても、そこから何をしたら良いのかわからなくなります。初心者の頃のオオバも途方にくれていたのを覚えています。
Unityプロジェクトを作成すると↑上のような空が表示されます。オオバは 「Unityスカイ」 と呼んでいます。
この空にいろんなものを配置して、プログラミングを組みゲームを作り上げることができるのかもしれないけど まず最初に何したら良いのかわからない のです。
そこで本章ではいくつかUnityを学習するための勉強法を紹介していきます。
書籍を使ってUnityを学習
1つ目の学習方法は書籍を使ったUnity学習です。本屋やAmazonで購入できるため、手に入りやすく安価に勉強を始められます。
オオバもプログラミングを勉強したての頃は本で勉強しました。1冊をとりあえずやり切るを目標に進めていたのを覚えています。
しかし本という特性上、仕方ないのですが情報が古い可能性があります。Unityは週一で新しいバージョンがリリースされています。少し古い本だと使用しているキャプチャが古くて混乱するかもしれませんし、そもそも情報が古くてソースコードがそのままだと動かない可能性も出てきます。
ただ体系的にまとめられているのは本の良さです。
初心者に1冊だけおすすめするとしたらこちらの本です。
初心者でも理解しやすい言葉でUnityを゙解説しています。図解も多くゲームづくりを学ぶことができます。
- 情報が体系的にまとめられててわかりやすい
- 安価に学習可能
- ソースコードをコピペできない
- 情報が古い可能性がある
将来エンジニアとして本気で仕事をしていきたい、良いコードを書いていきたいと思っている方はこちらの書籍 「リーダブルコード」 がおすすめです。
オオバも長年愛読し、多くのエンジニアが支持する名著です。久しぶりに読み返しても勉強になることが多いです。
技術ブログを使ったUnityを学習
Unity系技術ブログは日本語情報も豊富で Unity開発にはなくてはならないもの です。ブログ内のソースコードもコピペできて便利です。
Unityを学習するという面でもとても役立ちます。まず無料なのがよいです。
本ブログもUnityをネタに幅広いテーマで数百記事書いてきました。中には初心者向けの学習に役立つ記事も執筆しているのでぜひ読んでみてもらいたいです。
とりあえず 初心者は何かを作りながら学ぶのが最も効率が良い です。↓こちらの記事では たったの15行で完成する簡単なプログラミング を紹介しています。ぜひ初のUnityプログラミングに挑戦してみてください。
またブログで情報収集する時の注意点は更新日時です。古い内容だと問題解決しないこともあるためです。
まず執筆日時または更新日時を確認しましょう。
- 最新情報を手に入れられる
- 無料でUnityを学習できる
- ソースコードをコピペできる
- 情報が断片的で勉強しづらい
- 欲しい情報が手に入りづらい
動画を使ってUnityを学習
今やYouTubeには無料でUnityを勉強できる動画が大量にアップロードされています。
オオバもYouTubeやUdemyで解決策を調べます。YouTubeで見つかったらラッキーですし、Udemyで見つかった場合は課金して解決します。
ちなみにUdemyとはITスキルを学ぶための動画プラットフォームです。Unity教材も大量にアップロードされています。
悩む時間の方がもったいないので時間はお金で解決させます。参考書籍1冊買うのと大体同じ感覚です。
- 動画なので理解しやすい
- 無料でUnityを学習できる(Udemyの場合は有料)
- 情報が断片的で勉強しづらい
- ソースコードをコピペできない
- 欲しい情報が手に入りづらい
スクールに通ってUnityを゙学習
本気でUnityを習得したい、仕事にしたいと考えているならプログラミングスクールに通うのが 最もコスパが良い です。もちろんスクールにはまとまったお金が一時的に必要ですが、エンジニアとして仕事を始めたらすぐにペイできてしまうのが現実です。
なぜなら エンジニアは市場的に単価が高いから です。仮にスクールの費用として40万円使ったとしてもすぐに回収します。しかもエンジニアスキルは一度覚えると一生使えます。だったらいち早くスクールに通ってエンジニアスキルを手に入れちゃった方が効率的です。
Unityスキルも手に入りつつ転職保証つきのスクールもあります。もしスクールを検討している方は↓こちらの記事を参考にしてみてください。
- 最新情報を現場のエンジニアから手に入れられる
- 体系的にUnityを学習できる
- 困った時に質問ができ時間効率が最も高い
- スクールに入るためにまとまったお金が必要
公式サンプルを使って無料でUnityエディタの使い方を学ぶ
Unity初心者にとってはUnityエディタがどんなものかわかりませんよね。手っ取り早く理解するためにUnity社が 無償で提供している公式サンプル を動かしてみるのも手です
例えばこちらの FPS Microgame 。
FPS MicrogameはFPSゲームサンプルです。
FPSとはFirst Person Shooterの略で、自分視点のガンシューティングゲームです。
FPSって一見作るのが難しそうって思いますが意外とそうでもありません。
Unityプロジェクトの中身を見ると「あ、これなら自分でも作れちゃうかも。。?」って思うかもしれないです。
FPS Microgameは楽しみながらUnityの基本操作を学ぶ事ができるため非常におすすめのサンプルです。↓↓こちらの記事で始め方、使い方、学び方を詳しく解説していますので気になる方は読んでみてください。
※【注意】FPS MicrogameサンプルはUnity2019〜2021までしか対応していません。Unity2022以降はサポートされていないので注意してください。
- 最新技術を学べる
- 中の人が作っているため安心
- Unity初めての人には難易度が高い
- 基本的に英語情報で理解しづらい
Unity6では最新のサンプルが登場
Unity6では最新の超ハイクオリティのサンプルが提供されています。
↓こちらはオオバが実際にサンプルを触ってみた感想ポストです。ハイクオリティなグラフィックなのにスマホでも動作していて感動しました。技術的に取り入れられるところも多く、とても勉強になる高品質のサンプルです。
その通りです。Unity公式サンプルは初心者が見ても何が何やらわからないと思います。しかし、Unityを使うとこんなものが作れるんだなと思ってくれたら大丈夫。ゲーム開発スキルが上がれば いつかはたどり着ける景色 だということです。
ある程度Unityのことがわかってくると、他人の作ったサンプルプロジェクトを読み進めて解析できるようになります。するとそこで使われているテクニックが手に入るのです。
手に入ったスキルは自分のゲームに積極的に取り入れる ことをオススメします。インプットしたテクニックを自分の作っているゲームにアウトプットするのです。このインプットとアウトプットがゲーム開発スキルを向上させてくれます。
Unityの学習方法まとめ
さまざまなUnityの学習方法を紹介してきましたが、自分のスタイルや目的とマッチしたものを取り入れてみてください。
スタイルに合わせて学習方法を分類してまとめてみました。
- 技術ブログ
- YouTube
- Unity公式サンプル
- Udemy
- Unity系技術書籍
- プログラミングスクール
ゲーム素材で困ったらUnityアセットストアをフル活用
ゲーム開発を始めてみると実感するのですが、1つのゲームを完成させるためには さまざまな素材(アセット)が必要 になります。
全部を1人で作り上げるには膨大な時間がかかりますし、何よりゴールが見えなくて挫折にも繋がります。
そこで活用してもらいたいのが 「Unityアセットストア」 です。
Unityアセットストアとは ゲーム素材の販売サービス です。Unityはあらゆる素材(画像・3Dモデル・音声・ソースコードなど)を 「アセット」 と呼びます。
つまりUnityアセットストアは さまざまな素材を販売しているオンラインショップ なのです。
Unityアセットストアの特徴は 無料アセット も数多く販売されていること。アセットストアを利用するメリットはたくさんあります。
- 3Dゲームを作るためにアセットストアから手に入れる
- サウンドをを自分で作るのは大変なので時短のために活用
- ゲームの作り方がわからないからサンプルプロジェクトを手に入れて中身を確認
- 演出を盛りたいからゲームエフェクトを手に入れて組み込む
などなど。使い方はさまざまです。
ぜひ自分の都合の良い形でアセットストアを活用してみると良いでしょう。
↑例えばこちらはTunnel FX 2というアセットを試したオオバのポストです。
ワープのような表現を「秒」で作ることができました。 このような表現を最初から作り上げるのは大変ですよね。
「ああいうゲーム作りたいな、けど今の自分では無理か。。。」
と諦めずに、一度Unityアセットストアをのぞいてみてください。もしかすると あなたの悩みを解決してくれるアセットがあるかも しれません。
ところで初めてUnityアセットストアを利用するときは不安になりますよね(英語サイトですし)。オオバは過去に1300個以上のアセットを購入してきました。やはり全体的に 有料アセットの方がクオリティは高い です。
試しに購入してみると世界が広がるかもしれません。でも、やり方がわからないし不安。。。という方に向けた記事を執筆しています。↓こちらの記事に詳しくUnityアセットストアについて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
そして、Unityアセットストアはしょっちゅうセールをしています。気になるアセットが半額っていうときもあるため、定期的にチェックしておきましょう。通常有料アセットが無料になっていることもよくあります。
こちらのXアカウント「AssetSaleLove @汗人柱さん」をフォローしておくとセール情報を教えてくれるので超絶オススメです。
Unityゲーム開発のお供Unityちゃん素材をフル活用
Unityの公式サンプル、アセットストアのほかにUnity公式が提供する 「Unityちゃん」 はゲーム開発では外せません。
Unityちゃんとは Unity公式キャラクター です。繰り返しになりますが、ゲーム開発にはさまざまなアセットが必要になります。そして技術検証するためにもアセットが必要です。Unityちゃんを使うことでゲーム開発を効率的に進めることができます。
↑のようなハイクオリティなUnityちゃんの3Dモデル、アニメーション、ボイスなどが無料で提供されています。
8等身Unityちゃんの他、3等身のSD Unityちゃんも提供されています。全部無料なのでぜひゲーム開発に使ってみましょう。ゲーム素材はいくらあっても困ることはありません。
ちなみに、Unityちゃんのプロジェクトが古いままで、 ひと手間加えないと動きません 。次の記事でUnityちゃんの使い方をエラーのとり方含めて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
Unityの始め方入門まとめ
本記事では初心者向けにUnityの始め方、インストール方法について解説してきました。記事の内容を簡単にまとめます。
①Unityは無料でゲーム開発を始められる
②Unityを使う時はUnity IDが必要
③Unity Hubを絶対に使う
④Unityエディタはバージョンに気をつける
⑤自分にあった学び方を選択する
⑥無料のアセットを活用してゲーム開発に生かす
こんな感じです。
ゲーム開発の敷居はここ数年で一気に下がりました。Unityによってゲーム開発の裾野が広がり だれでも無料でゲーム作りを始めることが可能になった のです。
つまり、あなたもやる気さえあれば「あなた企画のゲーム」を作れるということ。ぜひこの記事のとおりにパソコンにUnityエディタをインストールしてサンプルを動かしたり、簡単なプログラミングを書いてUnityを動かしてみてください。
少し大きな話に聞こえるかもしれませんが、Unityを通してあなたのゲームを 全世界にリリース してみませんか。実はそんなに大げさな話ではなく、少し勉強をすればゲームを全世界リリースすることは可能なのです。
しかもダウンロードされれば収益化もできますし、それが仕事になることもあります。普段は会社員、副業でゲーム開発もよいですし、軌道に乗ったら本業をゲーム開発エンジニアにすることも可能です。
オオバもUnityに出会って人生が180度変わりました。みなさんにもUnityでゲームづくりの面白さをぜひ味わってもらいたいです。
本ブログでは Unity初心者に向けたゲーム開発情報を提供 しているので他の記事もぜひ読んでみてください。あなたが世界にゲームをリリースするのを応援しています。
この記事があなたのゲーム開発の役に立ったら嬉しいです。

筆者のXをフォローしよう
Unityオブジェクトの描画順の制御って難しいですよね。
この度、Unityの描画順を体系的に学べる「Unity描画順の教科書」を執筆しました。
Unityの描画順を基礎から学びたい方はぜひ確認してみてください!
→ Unity描画順の教科書
最後まで読んでいただきありがとうございました!
すばらしいUnityライフをお過ごしください。
- Unity6000.0.32f1