こんにちは、Unityエンジニアのオオバです。
Unityから無料で提供されているテンプレート
FPS Microgameをご存知でしょうか。
FPSとは「First Person Shooting Game
」の略。
いわゆるApex Legendsのような
一人称視点のゲーム です。
![FPSゲームサンプルを通してUnityの基本を学ぶ_0](https://i.gyazo.com/4330efdd39b6f2a266b1bc9236be80a0.jpg#750__421)
画像:ApexLegend公式サイトより
FPS Microgameテンプレートは
そんなFPSの作り方を学べる教材です。
どんなものか紹介していきます。
FPS MicrogameにはUnity操作の基本が詰まっている
最初に結論をまとめます。
- FPSゲームを触って楽しみながら学べる
- Unity操作に慣れる教材として優秀
全体的にチュートリアルの指示に従うだけで
FPSのゲームの開発ができて楽しいです。
楽しみながらUnityの基本を学べます。
あくまでUnityの基本を学ぶチュートリアルなので、
FPSゲームの内部構造を理解できるようなものではありません。
もちろん自分でソースコードを読んで学ぶということは可能。
FPSゲームの作り方を学ぶというより、
Unityの基本操作をチュートリアルを通して学べる教材 と割り切ったほうがよいです。
基本はナビに従うだけで簡単です。
ここからはFPS Microgameの始め方を紹介します。
👉DOTweenの教科書を読んでUnityアニメーションをプログラミングしてみよう!
UnityHubでFPS Microgameを始める
最初にUnityHubのテンプレートから
FPS Microgame を選択してUnityプロジェクトを作成します。
![FPSゲームサンプルを通してUnityの基本を学ぶ_1](https://i.gyazo.com/f433e804d9a189bebdb9b051a61a0c5e.jpg#750__436)
- ① プロジェクトを選択
- ② 新しいプロジェクトをクリック
![FPSゲームサンプルを通してUnityの基本を学ぶ_2](https://i.gyazo.com/c20af17d7f156259d6d9593ba73040dd.jpg#750__436)
- ① 使い方を学ぶ を選択
- ② FPS Microgame を選択
- ③ テンプレートをダウンロード をクリック
![FPSゲームサンプルを通してUnityの基本を学ぶ_3](https://i.gyazo.com/a2890f4f2f71ffe6469861c856b7ef09.jpg#750__436)
- ① プロジェクト名を入力※今回は「my-fps」としました
- ② プロジェクトを作成 ボタンをクリック
以上でUnityプロジェクトの作成は完了です。
Unity Hubを使っていない方はこちらの記事をどうぞ。
Unityを始めるときはUnity Hubを使うことをおすすめします。
Load Tutorialsでチュートリアル開始
Unityプロジェクトを開くと
このような画面になります。
![FPSゲームサンプルを通してUnityの基本を学ぶ_4](https://i.gyazo.com/24ebd7461176e0c0eb7d814d3970b567.png#750__458)
Load Tutorials ボタンをクリックすると
チュートリアルは開始します。
ちなみにこの Getting Started with Unity ウィンドウは
初回のみ表示されます。
チュートリアルウィンドウのナビに従うだけで学べる
![FPSゲームサンプルを通してUnityの基本を学ぶ_5](https://i.gyazo.com/0fc18eaa6b6403ab9ac72925a4c9ada8.png#750__458)
右側の Tutorial ウィンドウの
指示に従います。
Start ボタンをクリックしてチュートリアル開始。
まずはUnityの再生方法を学ぶ
![FPSゲームサンプルを通してUnityの基本を学ぶ_6](https://i.gyazo.com/23209ccc67f7c84b7261a882dc650908.png#750__458)
画面中央上部の再生ボタンをクリックすると
プログラミングしたものがUnity上で動き出します。
再度再生ボタンをクリックすると停止します。
Unityの超基本的な機能を
丁寧に解説 しながら進んでいきます。
![FPSゲームサンプルを通してUnityの基本を学ぶ_7](https://i.gyazo.com/c1a3e19ffea8c4056d2022559caf2eaf.gif)
このようなFPSゲームが動きます。
- Wキー : 前進
- Aキー : 左へ平行移動
- Dキー : 右へ平行移動
- Sキー : 後進
- スペースキー : ジャンプ
- 左クリック : 弾を撃つ
- マウス移動 : 視点移動
操作方法はこんな感じです。
Escapeキーでマウスを解除
再生モードに入るとマウスカーソルが消えます。
チュートリアルに戻る場合は、
一度 Escapeキー を押すことで解除されます。
ヒエラルキー / インスペクタ操作
ヒエラルキー、インスペクタの操作方法に入ります。
![FPSゲームサンプルを通してUnityの基本を学ぶ_8](https://i.gyazo.com/a93535fda8e0f7a1a3cc6a0a0855e0a4.png#750__458)
Playerという名のGameObjectを選択。
![FPSゲームサンプルを通してUnityの基本を学ぶ_9](https://i.gyazo.com/4a5f42ee8093adab1733891cf566220a.png#750__458)
Gravity Down Forceを
20から12に変更するよう指示されます。
![FPSゲームサンプルを通してUnityの基本を学ぶ_10](https://i.gyazo.com/ed67759ed6321c631f3f7e054b2058bf.png#750__458)
12に変更したら Next ボタンをクリック。
再び再生モードで変更を確認
![FPSゲームサンプルを通してUnityの基本を学ぶ_11](https://i.gyazo.com/0c8ae6d656c22ccbb5f62791cf83ce2f.png#750__458)
重力が小さくなり、
ジャンプ時の滞空時間が伸びました。
![FPSゲームサンプルを通してUnityの基本を学ぶ_12](https://i.gyazo.com/249965a0400f4480e64bccbf62f6bcae.png#750__458)
このようにパラメータを変化させて
面白いゲームに作り上げていく
ゲームづくりの断片を教えてくれます。
![FPSゲームサンプルを通してUnityの基本を学ぶ_13](https://i.gyazo.com/7e42b4d24e140a48df34672a506cbf98.png#750__458)
これで1つ目のチュートリアルは完了です。
完了済みも含めチュートリアルを再生可能
![FPSゲームサンプルを通してUnityの基本を学ぶ_14](https://i.gyazo.com/aa7fce18cd0f3f3618c8051667750334.png#750__458)
Tutorialウィンドウ から
やりたいチュートリアルを実行することができます。
(完了済みも再びチャレンジ可)
まとめ : FPS Microgameテンプレートはゲームづくりの断片を体験できて良いです
FPSはゲーム開発初心者には
想像もつかないようなゲームです。
ポイントは 小難しい部分を全てスキップ して、
ステージの追加やパラメータの調整など
ゲームづくりの楽しい部分だけを切り出している点です。
同時にUnity操作を覚えられるという点で
価値のあるチュートリアル だと思いました。
ちなみに全部で8つのチュートリアルが用意されています。
- Materialのカラー変更
- ステージを変更して、歩行範囲の更新
- 敵の追加
- AssetStoreで無料アセットを購入、インポート
- ビルド
など。
Unity初心者にとっては貴重な情報が詰まっています。
FPS Microgameに興味を持った方は
ぜひUnity Hubからダウンロードして遊んでみてください。
![](https://i.gyazo.com/5acbd0b73afca179d9c4e9a38284cf60.jpg#1920.0__1280.0)
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