こんにちは、Unityエンジニアのオオバです。
Unityを始めると必ず「ヒエラルキー」という言葉が出てきます。
ぶっちゃけこれは何?って思う人もいるはず。
シーン上で立方体を作ると、 ヒエラルキーにも追加される 。
これはどういう状態なのかわからない。
今回はUnity 初心者向け にUnityエディタのヒエラルキーについて詳しく解説します。
ヒエラルキーはUnity開発では必須知識 です。
ぜひとも本記事を通してヒエラルキーについて正しい知識を手に入れてみてください。
ヒエラルキーとはシーンに配置された全てのオブジェクトをリストアップ
はじめに結論を簡単にまとめます。
①ヒエラルキーとは全てのオブジェクトをリストアップしたウィンドウ
②画面に写っているオブジェクトはヒエラルキーに存在する
③ヒエラルキーでGameObjectの親子関係を作成可能
③実行中のゲームの状態をヒエラルキーから確認できる
ヒエラルキーはシーンに配置された全てのオブジェクトをリストアップしたウィンドウです。
Unity開発ではなくてはならないウィンドウです。
常時使うウィンドウなので、正しく理解して開発に生かしていきましょう。
では詳しい解説に入ります。
👉DOTweenの教科書を読んでUnityアニメーションをプログラミングしてみよう!
Unityのヒエラルキーとは?
ヒエラルキー(Hierarchy)とは Unityエディタのウィンドウの1つ です。
- ヒエラルキーウィンドウ
- ヒエラルキービュー
- ヒエラルキー
いろんな呼ばれ方をしますが、本記事では「ヒエラルキー」と呼びます。
ヒエラルキーはオブジェクトをリストアップしたウィンドウ。
そのオブジェクトとは、 現在開いているシーンに配置された全て です。
つまりヒエラルキーを見ればシーン上にどのオブジェクトが存在するのか把握することが出来ます。
Unity初心者もベテラン勢も ヒエラルキーの使い方に違いはありません。
ヒエラルキーの中を見ながらUnity開発を進めるのです。
ヒエラルキーでGameObjectの親子関係を作る
ヒエラルキーに表示されているリストは GameObject(ゲームオブジェクト)です。
もちろんGameObjectにさまざまなコンポーネントがセットされています。
👉 【Unity基礎】GameObjectの使い方(生成や削除など)全て解説
複数のGameObjectを同時に動かしたい時があります。
そんなときにGameObjectをグルーピングするのです。
ヒエラルキーでは簡単にGameObjectのグルーピング(親子関係)を作ることができます。
A、B、Cの球をParentと親子関係にするサンプルです。
ドラッグアンドドロップするだけで親子関係を作れます。
そして、親オブジェクト(Parent)を動かすと子オブジェクトも勝手についてきます。
つまり、3つそれぞれ動かしていたものを
1つ(親)に集約 できるわけです。
このように上手く親子関係を作って効率よく開発できるように取り入れてみてください。
実行中のゲームの状態をヒエラルキーから確認できる
👇再生中のヒエラルキーに注目(画面左)。
ゲーム画面が動くと同時に ヒエラルキーにも変化 がありますよね。
このように ゲームの状態をリアルタイムに確認できる のがヒエラルキーの強み。
「何か表示がおかしいな?」
と思ったときはヒエラルキーを確認してみましょう。
想定していないオブジェクトが 手前 に表示されて隠れていたり、
そもそもオブジェクトが 存在しなかったりする かもしれません。
そういった不具合に対応しやすいのもヒエラルキーの特徴です。
Unityのヒエラルキーまとめ
Unityの 義務教育レベルに重要なヒエラルキー について解説しました。
最後に簡単にまとめてみます。
①ヒエラルキーとは全てのオブジェクトをリストアップ
②画面に写っているオブジェクトはヒエラルキーに存在する
③GameObjectの親子関係を作成可能
④実行中のゲーム状態をヒエラルキーで確認できて不具合に対応しやすい
ヒエラルキーはUnityの今の状態を確認しやすいツールです。
エンジニアもクリエーターもみんな使います。
むしろ 使えないとヤバい です。
ぜひとも本記事を読みながら、実際に手を動かしながらヒエラルキーに慣れてみてください。
ヒエラルキーを使いこなすことで、
不具合の原因究明の時短にもなりますし、
開発スピードはかなり上がります。
この記事があなたのゲーム開発の役に立てたらうれしいです。
この記事が気に入ったらフォローしよう
「Unity初心者大学」というUnity初心者向けのYouTube始めました!!
ぜひチャンネル登録をお願いします!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
すばらしいUnityライフをお過ごしください。
- Unity2020.3.26f1