こんにちは、Unityエンジニアのオオバです。
Unityでゲーム開発を始めるためには、 Unityプロジェクトが必要です 。Unityプロジェクトには基本的にゲームに含まれるすべてのデータが格納されています。つまりゲーム開発はUnityプロジェクトの中で行うのです。
本記事では Unityプロジェクトの作り方 をわかりやすく解説します。
Unityプロジェクトの作成はUnity Hubで完結
Unityプロジェクトを作るのとても簡単です。Unity Hubと呼ばれるUnityエディタ管理アプリを使います。Unity Hubは Unity公式のアプリケーション なので安心して使ってください。すべての作業はUnity Hubで完結します。
また、初心者が迷う点は 「どのUnityバージョンを選べばよいのか」 について。こちらも失敗しないUnityバージョンの選び方を解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
この記事を読めばUnityプロジェクトの作成に迷いがなくなり、安心してゲーム開発を始められます。 ぜひ最後まで読んでみてください。
👉DOTweenの教科書を読んでUnityアニメーションをプログラミングしてみよう!
Unityプロジェクトとは?
そもそも Unityプロジェクトとはゲームの開発データそのもの です。
Unityを始めるためには「Unityプロジェクト」を作る必要があります。Unityプロジェクトを作る単位は 「1つのゲームに1Unityプロジェクト」 です。
Unityプロジェクトにはゲームに含まれるすべてのデータが格納されており、基本的にUnityプロジェクトの中でデータの作成、更新、削除をします。プログラミングも同様Unityプロジェクトの中で行います。
Unityで新しく作業するときは必ずUnityプロジェクトを作る ということを覚えておきましょう。
【準備】Unityプロジェクト作成前の3つの手順
早速Unityプロジェクトの具体的な作り方を解説していきます。作業前に3つの準備をします。
準備①Unity Hubのインストール
準備②Unity IDの取得(Unityアカウント作成)
準備③バージョンを選んでUnityエディタのインストール
Unityプロジェクトの作成には「Unityエディタ」が必要です。Unityエディタとはゲーム開発に使うメインのアプリケーション。Unity Hubを通してUnityエディタもインストールします。
また、事前にUnity IDも必要です。Unity IDとは Unityのアカウント でUnityエディタ、その他Unityサービスの利用に使います。
👉 【2024年版】Unity ID(アカウント)の作り方から使い方のまとめ
開発前のもろもろの手順は次の記事でまとめていますので、ぜひ一度目を通してみてください。
おすすめのUnityエディタのバージョン
Unityプロジェクトを作るためには Unityのバージョン を指定します。このバージョンが曲者で、過去バージョンを含め数多く存在します。この中からどのバージョンをインストールすべきかわからないですよね。
基本的には「LTS」と呼ばれる安定版を使うことをおすすめします。 最新版を使うとUnityの新機能が使えて便利なのですが、不安定でクラッシュしたり不具合に出会うことも多々あります。
次の記事では 失敗しないUnityバージョンの選び方 をまとめています。Unityバージョンに迷っている方はぜひ読んでみてください。
Unityプロジェクトの作成方法3つの手順
ここから実際にUnity Hubを通してUnityプロジェクトを作っていきます。Unity Hubを開きましょう。
オオバはMacで開発している、キャプチャ自体はMacのものです。
今回は Unity2020.3.26f1 がすでにインストールされている前提で話を進めます。
①Unity Hubのプロジェクトを選択
②Unityバージョンを選択
③必要な情報の入力
👉 【2022年版】Unity開発にオススメのパソコン損しない選び方※どこでもいつでも開発したい人向け
手順①Unity Hubのプロジェクトを選択
Unity Hubの左のメニュープロジェクトを選択します。
- ① : プロジェクト をクリック
- ② : 新しいプロジェクト をクリック
新しいプロジェクトを作る際には必ずこの手順を踏みます。
実際の現場ではUnityプロジェクトをGitというソフトで変更履歴を管理します。よりゲーム開発の実践を学びたい方はこちらの記事を読んでみてください。
手順②Unityバージョンを選択
- ① : エディターバージョン をクリック
- ② : 事前にインストール済みの2020.3.26f1を選択
「 エディターバージョン 」には事前にインストールしたUnityエディタのバージョンがリストアップします。あたなが指定したバージョンを選んでみてください。
手順③必要な情報の入力
- ① : 任意のプロジェクト名を入力。今回は「HajimetenoUnity」と命名
- ② : Unityプロジェクトを保存する場所を指定
- ③ : テンプレートはデフォルトの3D
- ④ : プロジェクトを作成 ボタンをクリック
以上の手順でUnityプロジェクトは作成されます。テンプレートにはさまざまなサンプルやテンプレートが提供されています。余裕のある方は別のテンプレートを選んで触ってみてください。
例えば「FPS Microgameテンプレート」はFPSゲームを触りながらUnityを学べます。Unity公式からこのような教材が手に入るため、ぜひUnityの学習に使ってみるとよいでしょう。詳しくは次の記事を読んでみてください。
FPS Microgame以外にも面白いテンプレートやサンプルが提供されていますのでぜひ触ってみてください。
話を戻して、以上の作業を終わらせると、Unityエディタが起動します。
これでUnityプロジェクトは完成です。開発のスタート地点に立てたというわけです。これからどんなゲームを作っていくのかワクワクしますね。
もしあなたがiOS向け、Android向けにゲームを作る場合は、Unityプロジェクトの設定を変更する必要があります。詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
Unityプロジェクトのバージョンはいつでも変更できる
Unityプロジェクトの作成おつかれさまでした!今後Unity開発をする中でUnityのバージョンを変えたくなるときがあります。例えば、以下のような理由です。
- Unity側の不具合でバージョン変更
- 新機能を使いたいからバージョン変更
Unityのバージョン変更もUnity Hubを通して簡単に実行できます。ただし、 絶対にやってはいけないこともあります。 ぜひとも初心者の方には絶対に知っておいてもらいたいことです。
次の記事に詳しく解説しましたので、バージョンを変更するときは参考にしてみてください。
まとめ
Unityプロジェクトの作成方法を解説してきました。Unity Hubを使うと一連の作業が完結します。
しかし作成したUnityプロジェクトには何も表示されていませんよね。そう、これからゲームをあなた自身が作っていくことになるのです。
Unity開発を始めるとわかるのですが、特有のハマリポイントがあります。本ブログではそういったハマりポイントの回避方法や効率的な開発手法を紹介しています。
ほかの記事もぜひ読んでみてください!きっとあなたの開発の役に立つはず。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
すばらしいUnityライフをお過ごしください。
- Unity Hub v3.0.1
- Unity2020.3.26f1