こんにちは、エンジニアのオオバです。
ゲーム開発にしろ、プログラミングにしろ、普段の仕事にしろ情報整理は非常に重要です。
みなさんどんなツールを使っていますか?
オオバは過去にいくつものツールを割り歩いてきて、最終的にObsidian に落ち着きました。
Obsidianとはすごく軽快に動作するテキストエディタで自分専用のナレッジを構築する便利アプリとしてここ最近注目を浴びています。またAIに渡しやすい情報ということで ObsidianはAIとも相性の良いアプリケーション です。
実際に使ってみたらわかりますが、非常に書き心地が良くリンクも貼りやすくとてもクオリティの高いアプリです。
いい感じにまとまった情報おこのままWeb上に公開できたらいいのになぁって思うことがありました。
実はすでにWeb公開機能はすでに用意されています。それが 「Obsidian Publish」です。
Obsidianで書いたメモをそのままWebに公開できてしまうため、非常にアウトプットの敷居が下がるのではないかと思います。
そこで本記事ではObsidianでWebサイトを作成できるObsidian Publishの導入方法について解説していきます。
今までブログに挑戦してきたけど挫折してしまった方には有益な記事になると思いますのでぜひ最後まで読んでみてください。
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Obsidian Publishの準備
Obsidian公式サイト上でアカウントの作成とObsidian Publishの課金をしておいてください。
Obsidian公式サイトObsidian Publishの導入方法
メニューObsidian設定 -> Obsidianについて
の「ログイン」からログインしておきます。
コアプラグインの「パブリッシュ」を有効化しておきましょう。
公開方法
いくつか公開する方法があります。
1.コマンドパレットから公開(おすすめ)
Obsidianには様々な機能がコマンドという形で提供されています。その機能(コマンド)を実行する1つの方法がコマンドパレットです。
左メニューの↑のアイコン、またはショートカットCtrl+P(Mac: ⌘+P)からコマンドパレットが表示されます。
「パブリッシュによる変更の公開」 を検索して実行します。
2. メニューから公開
編集しているノートのメニューから「Publish current file」から公開可能です。
しかし「Publish current file」を使用すると本ノートが参照する画像ファイルなどは公開対象に含まれません。あくまで本ノート(MarkDownファイル)だけが公開されてしまいます。
通常コマンドパレットから公開する方がよいでしょう。
【※初回のみ】サイトIDを設定
公開する初回のみサイトIDの設定が必要です。具体的にはサイトのURLの決定です。
公開しようとすると以下のモーダルが表示されます。
指定したIDがサイトのURLになるので注意。※後から変更可能(注意点あり)
例えばサイトIDがohbashunsuke
なら、
https://publish.obsidian.md/ohbashunsuke
というURLになります。
サイトID変更時の注意点
同じサイトIDは直ぐに使用できません。
例えば「AAA」というサイトIDを使用し、削除して、再度「AAA」というサイトIDを指定しようとすると使用中というアラートが表示され使用できません。
時間が経過すればしよ可能なのかもしれませんが未検証。
同じサイトIDを連続して使用できないということは覚えておきましょう。
公開するコンテンツの選択
公開するファイルにチェックを入れます。
公開する記事にチェックを入れて右上の「リンクされているファイルを追加」ボタンをクリックすれば自動的に参照しているファイルにチェックが入るので便利です。
無事公開
公開対象のファイルにチェックを入れたら、右下のパブリッシュボタンをクリックします。
するとファイルがアップロードされ無事に公開されますので、公開URLをチェックして確認しましょう。
無事公開され、サイトも確認できました。何も設定していないプレーンなObsidianでシンプルなデザインです。
これからテーマを当てていきより自分好みのサイトに指定校と思います。
公開ファイルを指定しやすくする
プロパティを指定することで公開ファイルの指定がしやすくなります。
プロパティとは
そもそも「プロパティ」とはなにかというと、ファイルの先頭に記述するファイルのデータを管理する仕組み。以下のYAMLと呼ばれる形式で記述します。FrontMatter(フロントマター)と呼ばれることもあります。
id: 241
name: "hogehoge"
completed: true
%% プロパティとは? %%
ノートの先頭に以下をコピペ。
---
publish: true
---
publish: true
とすれば公開、 publish: false
と記述すれば非公開設定となります。
[!info] publishを設定したからといって自動で公開、非公開されるわけではありません
コマンドパレットから「パブリッシュによる変更の公開」を実行します。
すると変更したファイルが選択状態になります。ただしこの状態は追加した添付画像は含まれていません。
「リンクされているファイルを追加」ボタンをクリックすることで添付画像が公開対象になります。
■新規ファイルは手動設定
新規ファイルについては個別に手動で選択する必要があるため注意が必要です。
→ publish: true
と指定していても新規ファイルは自動で選択されません。
公開までの流れをまとめると、
- コマンドパレット「パブリッシュによる変更の公開」
- 「リンクされているファイルを追加」をクリック
- 「パブリッシュ」ボタンをクリック
という流れで公開すればスムーズに運用できます。
ただし、新規追加ファイルは手動で設定する必要があります。
まとめ
この記事ではObsidianをWeb公開するObsidian Publishの始め方について紹介してきました。
記事の作成から公開までの流れは非常にスムーズで、個人的には発信のハードルを大きく下げてくれるツールだと思っています。
しかも最悪Obsidianがこの世から無くなってしまっても今まで作成してきたコンテンツはパソコン内に残ります。
安心してコンテンツ制作と公開ができるという点でObsidian Publishはよい選択しなのではないかなと。
今まで発信にチャレンジしてきたけど続かなかったという方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!
すばらしいObsidianライフをお過ごしください。