こんにちは、Unityエンジニアのオオバです。
Unity5.5.0からキャッシュサーバーにローカルキャッシュ機能が追加されました。ローカルキャッシュを使用するとどのくらいSwitch Platformが早くなるのかを検証します。
1024☓1024pxのこの画像を3枚プロジェクトに格納し、Switch Platform完了の時間を計測してみます。
各プラットフォームごとのテクスチャ圧縮方法はコチラ。
- iOS・・・RGB PVRTC 4bit
- Android・・・RGB ETC 4bit
■PC&MacからiOS切替時 (未キャッシュ)
46.23秒
■iOSからAndroid切替時 (未キャッシュ)
2分50.66秒
■AndroidからiOS (キャッシュ済)
約1.0秒
■iOSからPC&Mac (キャッシュ済)
約1.0秒
※秒数はPC環境に左右されると思いますので、あくまで参考値としてください
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まとめ
初回キャッシュ生成時間はどうしようも出来ないですが、キャッシュされるとスイッチがメチャメチャ早くなるので、Swtich Platformをよく使用する人には非常にオススメです。
今までキャッシュサーバーを立てないといけない、アセットFast Platform Switch(現在閉鎖中)を使うなどしてSwitch Platformのスピードを何とかして上げてましたが、Unity5.5.0からは サーバーもアセットも不要で高速にスイッチできる環境
になったようです。
ただ、ローカルキャッシュなので、重めのプロジェクトを複数起動したりしていたら、容量次第ではすぐに一杯になってしまうため、HDDにはゆとりを持たせないといけないです。
余談
今回の検証時点で、3つのプラットフォーム分のキャッシュが作られ、ローカルキャッシュ内のサイズが8.9MBになっています。
このような感じでキャッシュファイルが作られます。
注意
Switch Platformしてもキャッシュサイズの表示の更新が走らない
です。
Unityを再起動すると以下のように数値表示が更新されます。
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- Unity5.5.0p1