【重要】DMM VR Connectは2022年8月31日をもってサービス終了です。以下内容は古い情報の可能性があります。
先日OSS化されたDMM VR Connect SDK。
VRMを自分のUnityアプリで使用することができます。
DMM VR Connect SDKはアバター読み出し機能とストリーミング機能を内包したUnity Packageです。
DMM VR ConnectとはVRM対応し、自分のUnityアプリに自分の好きなVRMキャラクターを持ち込むことができるパッケージです。
本記事ではDMM VR Connectを使ってUnityに任意のVRMを表示させる方法を紹介します。
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1. DMM VR Connectデベロッパー登録からSDKのダウンロード
DMM VR Connect for Devs
こちらからデベロッパー登録してください。
GitHub - dmm-com/vrlab-dvrsdk: DMM VR Connect SDK
SDKを含むサンプルプロジェクトを↑こちらからダウンロードします。
$ git clone git@github.com:dmm-com/vrlab-dvrsdk.git
オオバはgitを使ってダウンロードしました。
Unity2019.4.26f1で提供されていましたが、オオバは2019系最新のUnity2019.4.29f1を使用しています。
2. Unityプロジェクトを開くもエラーの嵐を潰す方法
ダウンロードしたプロジェクトをそのまま開くと、エラーが出てコンパイルが通りません。
サンプルを動かすためには、有料のFinalIKなどの外部アセットも必要になるようです。
本記事では「とりあえずDMM VR Connectを動かしたい」ため、追加パッケージなしで動かしてみようと思います。
コンパイルを通すために、以下のフォルダを削除します。
- Assets/DVRSDK/DVRAvatarCalibrator
- Assets/DVRSDK/Examples/Common/LipSync
- Assets/DVRSDK/Examples/DVRStreaming
- Assets/DVRSDK/Examples/OculusVRExample
- Assets/DVRSDK/Examples/SteamVRExample
- Assets/DVRSDK/Examples/UnityXRExample
3. DMM VR Connect設定ファイルの作成
このあたりは公式のマニュアルに従っていきます。

Resourcesフォルダ内に設定ファイルを作成します。オオバはSdkSettings
というファイル名にしました。
クライアントIDの設定
コチラのサイトからクライアント追加して、クライアントIDを取得します。

↑で入手したクライアントIDを、先ほど作成した↓SdkSettings
のClient_idに入力します。

4. DMM VR Connectの認証をテスト
認証サンプルのシーンを開いて再生します。
Assets/DVRSDK/Examples/DVRAuth/Scenes/LoginTestScene.unity

このような画面が表示されます。中央上のLoginボタンをクリックします。

外部ブラウザが開きます。確認をクリック。


画面に従っていくと設定が完了します。

これでログインは成功した模様です。
今後自分のアプリにログイン処理を組み込む際に、このシーンの処理を参考にしましょう。
5. DMM VR Connectからアバターを読み込む
こちらにアクセスして、読み込むアバターを準備します。

「アバターを追加」をクリックします。
こちらでお借りしたキャラを表示してみたいと思います。
「右近」 / キツネツキ さんの作品 - ニコニ立体

ダウンロードした.vrmファイルを、ドラッグアンドドロップします。

するとこのように登録されます。
UnityでDMM VR ConnectのVRMを表示させる
Assets/DVRSDK/Examples/2DUIExample/Scenes/2DUIExample.unity
こちらのサンプルシーンを再生してみます。

コンパイルエラーを除去するためにLiSyncInitializerがMissingになっていますが気にせずに進めます。

左上のDMM VR Connectボタンをクリックします。

Loginボタンをクリック。

表示された!!!
まとめ : DMM VR ConnectでVRMを表示させる方法
DMM VR Connectは超簡単にVRMを、Unity内に表示させることができることがわかりました。
次はこのキャラクタを動かしてみようと思います。
GitHub - baobao/vrlab-dvrsdk at LoadSimple
今回のプロジェクトはForkしたリポジトリにアップしていますので、興味ある人は動かしてみてください。
※LoadSampleブランチに切り替えが必要です

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- Unity2019.4.29f1
- macOS Big Sur 11.5.1