こんにちは、Unityエンジニアのオオバです。
Unityで Android向け開発中のトラブルは絶えません。
- ビルドができない
- 実機に転送できない
- コンパイルが通らない
などなど。
中でもトラブル頻度第1位。
ビルドトラブル
今回紹介するトラブルはコチラ。
NDK not found です。

このようなエラーログが出るパターン。
Android NDK not found
Android NDK not found or invalid. Please, fix it in Edit / Unity -> Preferences -> External Tools
エラーの通りAndroidビルドで必要なNDKが見つからないようです。
NDKが見つからなくて
ビルドが通らないエラーの解決方法を紹介します。
NDKをUnityHub経由のインストールで解決

UnityHubから
以下の手順を踏みましょう。
- UnityHubからAdd Modules
- Android SDK & NDK Tools にチェックを入れてインストール
この2ステップのみ。
これだけで NDK not foundは解決 します。
最近はビルド環境をUnity側に任せられるようになっています。
環境構築が非常に楽 になりました。
では詳細について解説していきます。
→11万文字で徹底解説した「DOTweenの教科書」Unityアニメーションの超効率化ツールはこちら
AndroidビルドにはNDKが必要な理由

NDKとは Android Native Development Kitの略 です。
C/C++をAndroidで使うために必要なのです。
そもそもC/C++がAndroidで必要な理由は
IL2CPPビルドでC++を使っているからなんですね。
本記事では深く取り扱いませんが、
UnityでAndroidビルドする場合には、
IL2CPPの関係でNDKが必要というわけです。
NDKが見つからない状況の確認

NDK not found で
Androidビルドが失敗したあと確認すべき場所は
Preferencesです。
本当にNDKがインストールされていないのかを確認します。
Unity -> Preferences -> External Tools

You are missing the recommended Android NDK. Install the recommended version using UnityHub
このような警告で、
NDKがUnityにインストールされていないことが確認できました。
UnityHubからNDKをインストール
Install the recommended version using UnityHub
先の警告通りUnityHubでNDKをインストールしましょう。
これが最も簡単で最短の方法です。

NDKを追加したいUnityのバージョンを選択します。

Add Modulesをクリックします。

Android SDK & NDK Tools に
チェックを入れてインストールします。
NDKのインストールが完了したら
Unityに戻りましょう。
再度Preferencesでインストール完了の確認
Android NDK Installed with Unity(recommended) の
チェックを付け直します。

すると表示が更新されて警告が消えます。
正常にNDKがインストールされたということです。
まとめ : Androidビルドに必要なNDKはUnityHubでインストールしよう

記事の内容を簡単にまとめます。
- NDKはAndroidビルドで必要
- NDKはIL2CPPのビルドで使用されている
- UnityHubからNDKを追加が簡単
こんな感じです。
JDKが見つからない時もUnityHubで解決できました。
これからのビルド環境はUnityHubが担っていくのでしょう。
本当に良い時代です。

この記事が気に入ったらフォローしよう
TikTokを始めました!!毎朝7時から自作ゲーム開発を配信しています。
ぜひフォローをお願いします!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
すばらしいAndroidビルドライフをお過ごしください。
- Unity2021.1.2f1