こんにちは、エンジニアのオオバです。
前回UIデザイナー向けのUnity画像追加および、
GitHubへアップロードまでの一連の作業フローについて解説しました。
gitの操作はUIが日本語で分かりやすい
Sourcetree を使っています。
今回はUIデザイナーの基本作業、「画像の追加、更新、削除」の
「更新」 にフォーカスします。
簡単そうなんですが、落とし穴 もあるため
その辺ふまえながら解説していきます。
基本となる作業は画像の追加編で
かなーり丁寧 に解説しています。
未読の方はそちらもオススメです(※長文です)。
今回紹介する画像の更新作業も
GitHubへアップロードしてみます。
このあたりも実務で生きると思いますので、
ぜひ読んでみてください。
Unity外でファイル更新せよ
結論を簡単にまとめます。
- Unity上で画像の更新はできない
- Unity外、ファインダ上で更新する
- 更新したらUnityを必ず起動
- metaは絶対消しちゃダメ
画像の追加はUnity上でもできるのですが、
更新はできない のです。
ファインダ上で画像ファイルを更新しましょう。
では詳細解説に入ります。
👉DOTweenの教科書を読んでUnityアニメーションをプログラミングしてみよう!
【作業に入る前】環境の最新化とブランチの作成
作業に取り掛かる前に、
あなたの作業環境を最新化しましょう。
Sourcetreeを起動します。
リポジトリブラウザから選んでダブルクリック。
もしリポジトリブラウザが表示されない場合は、
ウィンドウ > リポジトリブラウザを表示
を
クリックしてください。
もしくはショートカット⌘ + 0
。
- ① : フェッチ
- ② : プル
- ③ : ブランチ作成
この3ステップをしてから作業に入ります。
まずフェッチ。
フェッチすると作業環境に影響を与えず、
最新データがダウンロードされます。
まずはフェッチ。
このあとの作業、
プル と ブランチ作成 の補足をします。
プルするブランチは本流ブランチ
プルボタンをクリックすると
以下のウィンドウが表示されます。
このままOKしても何も起きません。
プルするリモートブランチ に
本流ブランチ を指定する必要があるのです。
本流ブランチとはチームメンバー全員が
コミット(作業の記録)する 共有ブランチ です。
この共有ブランチからデータをダウンロードして
あなたの環境を最新化します。
正しくは mainブランチ を指定します。
プロジェクトによって、
develop
や master
と名前が違う可能性があります。
担当エンジニア、チームメンバーに確認してください。
すると、このようになります。
今の 自分の作業ブランチはfeature/add_image
。
origin/main と同じ行にあるということが、
最新化できているという証拠 です。
前回記事で画像追加したブランチを
最新化したことになります。
作業ブランチの作成
Sourcetree上部の ブランチ ボタンをクリック。
新規ブランチの名前を
feature/update_image
とします。(画像更新の意味です)
ブランチを作成 ボタンをクリック。
このように
feature/update_image/
ブランチが作られました。繰り返しになりますが、
feature/update_image/
はあなただけが触る専用の作業環境です。
まえがきが長くなりましたが、
本題のUnityで画像を更新する方法に移ります。
※ここまでの作業の意味がわかならない方は
前回の記事を読んてみて下さい。
【復習】画像を含む全てのアセットはプロジェクトに追加
おさらいになりますが、
画像を含む全てのアセットはプロジェクトに追加 します。
もともとUnityに格納していた
Assets/Images/image.png
を新しい画像
(同名image.png)
に置き換えます。 Before | After |
---|---|
image.png | image.png(同名) |
Unity上で画像の更新はできない
さっそく結論ですが、
Unity上では画像の更新ができません。
Unityに同名画像ファイルを
ドラッグしても更新されないのです。
このように
image 1.png
と、別名ファイルが作られてしまいます。
【解決方法】Unity画像の更新はファインダで上書き
もっとも簡単な方法は ファインダで上書き です。
つまり Unityの外側 で解決します。
こんな感じでファインダ上から
画像を置き換えます。
Unityに戻るとファイルの更新が確認できます。
【危険】 画像を消して入れ替える方法
Unityの画像ファイルを先に消して、
新しい画像を入れる とトラブルの元です。
- 表示されていた画像が消える
- Unityを実行するとエラーが出て焦る
といったトラブルが起きる可能性が出きます。
理由はUnity内の画像ファイルを消したタイミングで
Unityを開いてしまうと、
新しいmetaファイルが作られてしまうから です。
つまり 画像の更新ではなく追加 となります。
例えばその画像をImageコンポーネントでつかっていた場合、
画像の追加ということで見失います。
見失うと Missing と表示されます。
結果画像は表示されなくなります。
こういうトラブルが起きてしまうため、
Unityの画像ファイルを先に消して、
新しい画像を入れる のはやめましょう。
ファインダ上でファイルを上書きすることをオススメします。
画像更新をGitHubへアップロードする方法
Sourcetreeを開きます。
作業をすると、 Uncommited changes と先頭に表示されます。
コミット ボタンをクリックします。
- ① : 作業ファイルにチェック
- ② : 作業メッセージを記載
- ③ : コミットボタンをクリック
プッシュ ボタンをクリック。
今回作業したブランチをチェックします。
feature/update_image
でしたね。 OK ボタンをクリックすると
アップローロード完了です。
この後の2ステップ作業は続きます。
- GitHubでプルリク作成
- マージ
詳細は前回記事で解説していますので、
参考にしてみてください。
まとめ : UIデザイナーがUnityで画像ファイルを更新する方法
- Unityのプロジェクトでは画像更新不可
- 画像の更新はファインダでファイル上書き
- Unity内の画像を消して追加する方法はトラブルの元
こんな感じです。
むずかしかったですかね。
そもそもUnityが全然分からないっていう方は、
コチラの記事もオススメです。
「よくUnityのファイルが更新できないんです」
という声を聞きます。
この記事を見てもらって、
解決してもらえると嬉しいです。
ついでにGitHubへのアップロードまでやれますよ。
UIデザイナーのUnity基本作業、「画像の追加、更新、削除」の
最後の1つ Unityの画像削除 はコチラです。
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