こんにちは、エンジニアのオオバです。
Subdivideとメッシュ分割の基本テクニックが分かる
オオバはエンジニアですが、ときどきBlenderを使います。どういうときに使うのかというとUnityというゲームエンジンに3Dモデルを追加したいときです。Blenderで3DモデリングしてUnity上でプログラミングして動かします。自分でモデリングしたものをプログラミングして動かすのはとても楽しいです。
この記事では「辺上に頂点を追加する方法」「頂点を接続してメッシュを分割する方法」「辺に沿って頂点を移動する方法」の3つのBlenderテクニックを紹介します。どれもモデリングの基本操作なので、ぜひ覚えておきましょう。
↓モデリングした3Dモデルをインタラクティブに動かしてみたいという方は次の記事がおすすめです。Unityを学んで自分の作ったモデルに息吹を吹き込んでみましょう。
👉DOTweenの教科書を読んでUnityアニメーションをプログラミングしてみよう!
Subdivideコマンドで辺上に頂点を追加する方法
メッシュの辺上に頂点を追加するにはSubdivideコマンドを使います。Subdivideは「細分化」という意味で、選択した辺やメッシュを分割して新しい頂点を生成するコマンドです。
手順は2ステップで完了します。
- ①辺を作る2つの頂点を選択状態にする
- ②「Subdivide」コマンドを実行する
手順①辺を作る2つの頂点を選択状態にする
まずは、頂点を追加したい辺をつくる両頂点を選択状態にしましょう。Edit Modeに切り替えて、Shiftキーを押しながら2つの頂点をクリックすれば複数選択できます。
手順②「Subdivide」コマンドを実行する
辺上に頂点を追加するコマンドはSubdivideです。

右クリック、または Edit Mode → Edge → Subdivide からSubdivideコマンドを実行してください。

すると、辺の中央に頂点が追加されます。デフォルトでは辺の真ん中に1つの頂点が追加されますが、オプションで分割数を変更できます。
Subdivideのオプション設定
Subdivide実行後、画面左下に表示されるオプションパネルで分割の詳細を調整できます。
| オプション | 説明 |
|---|---|
| Number of Cuts | 分割数。デフォルト1。2にすると辺を3等分する位置に2つの頂点が追加される |
| Smoothness | 分割時の滑らかさ。曲面を作りたいときに値を上げる |
| Fractal | ランダムな凹凸を加える。地形や岩のような自然物のモデリングに便利 |
Number of Cutsはよく使うオプションです。たとえば辺を4等分したい場合はNumber of Cutsを3に設定します。均等に分割されるためグリッド状のメッシュを作る場面で重宝します。
👉 BlenderをUnityシーンビューの操作性に合わせる方法【Blender3.0版】
Connect Vertex Pathで頂点を接続してメッシュを分割する方法
次に2つの頂点を接続してメッシュ分割する方法を紹介します。Subdivideが「辺を分割」するのに対して、Connect Vertex Pathは「頂点同士をつないで新しい辺を作る」コマンドです。
手順①接続したい頂点を選択状態にする
まずは接続したい2つの頂点を選択しましょう。
手順②「Connect Vertex Path」を実行する
頂点を接続してメッシュを分割するコマンドはConnect Vertex Pathです。ショートカットは「J」キーになります。

右クリック、または Edit Mode → Vertex → Connect Vertex Path を実行しましょう。

すると頂点が接続し、メッシュが分割されます。面の中を斜めに分割したい場合や、特定の形状に切り込みを入れたい場合に非常に便利なコマンドです。
ループカット(Ctrl+R)との使い分け
メッシュ分割にはSubdivideやConnect Vertex Path以外にループカットという方法もあります。ショートカットは Ctrl + R です。ループカットはメッシュ全体をぐるりと一周するようにカットを入れるコマンドで、Subdivideとは用途が異なります。
| コマンド | 用途 | ショートカット |
|---|---|---|
| Subdivide | 選択した辺を分割して頂点を追加 | 右クリックメニュー |
| Connect Vertex Path | 2頂点をつないで新しい辺を作成 | J |
| ループカット | メッシュを一周する辺ループを追加 | Ctrl + R |
Subdivideは特定の辺だけを分割したいとき、ループカットはモデル全体に均等な分割を入れたいときに使います。たとえばキャラクターの腕に関節のエッジループを追加する場合はループカットが適しています。一方、顔の一部だけメッシュを細かくしたい場合はSubdivideの出番です。
辺に沿って頂点を移動させる方法
メッシュの形を変えずに頂点だけを動かしたいときありますよね。そんなときは辺に沿って頂点を移動させるテクニックを覚えておくと便利です。
移動させたい頂点を選択してショートカットGG(Gキーを2回連続で押す)です。

すると頂点を辺上で移動できます。通常のGキー(移動)だと自由に動いてしまいますが、GGなら辺の方向に制限されるためメッシュの形状を崩さずに頂点位置を調整可能です。Subdivideで追加した頂点の位置を微調整したいときに特に重宝します。
👉 【Blender】BlenderとUnityの軸の違いの解決方法
まとめ
Blenderモデリングの頂点追加、メッシュ分割について解説してきました。
- Subdivideコマンドで辺上に頂点を追加できる
- Number of Cutsオプションで分割数を変更可能
- Connect Vertex Path(Jキー)で2頂点をつないでメッシュ分割
- ループカット(Ctrl+R)はメッシュ全体をぐるりと一周するカット
- ショートカットGGで辺に沿った頂点移動が可能
Blenderは無料かつ超高機能で、活発に開発が進んでいる優秀なツールです。オオバもUnityで3Dオブジェクトを使いたいときはBlenderでモデリングしています。
モデリングで重要なのは便利な機能を知っていることです。今回紹介したSubdivide、Connect Vertex Path、ループカットの使い分けを覚えておくと、モデリング効率が大幅にアップします。一気に覚えることは難しいので少しずつ使って体で覚えていきましょう。
今回は2つの頂点をつないでメッシュを分割しましたが、次の記事では1つの頂点を分割してメッシュを作るテクニックです。モデリングに役立つノウハウですのでぜひ読んでみてください。
モデリングが完了したら次はアニメーションを作ってみたいですよね。次の記事ではUnityアニメーションの定番AnimationClipについて初心者向けに徹底解説しました。Blenderでモデリングした後Unityに取り込んで動かしてみたいという方にぜひ読んでもらいたいです。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!
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