こんにちは、Unityエンジニアのオオバです。
パフォーマンスチューニング、端末の状態を確認するときは、
実機をUnityエディタにつなぎます。
プロファイリングしたい場合はUnity Profilerですよね。
さっきまで接続できていたのに、急につながらなくなることがあります。
ちなみにUSBケーブルを使った接続です。
こんなときに試したい5つのポイントを紹介します。
Android実機がUnityエディタにつながらない同じ悩みを持つ人に届くと嬉しいです。
そもそも実機ビルド出来ない時は、こちらの記事がオススメです。
👉DOTweenの教科書を読んでUnityアニメーションをプログラミングしてみよう!
チェック1.Developmentビルドできているか?
Unity Profilerに接続するためには、
Development Buildに必ずチェックを入れてビルドする必要があります。
Development Buildかどうかの確認方法は簡単。
画面右下に Development Build という文字が表示されるため、それで確認しましょう。
チェック2.USBデバッグをONにしているか?
開発者向けオプションから指定します。
チェック3.ポート転送をセットアップしているか?
adb forward
コマンドを使って任意のポート転送をセットアップしておきます。
$ adb forward tcp:34999 localabstract:Unity-【アプリのidentifier】
上のコマンドをシェルで実行します。
成功するとこのようなログが表示されます。
成功してもログが出ない場合あり
$ adb --version
Android Debug Bridge version 1.0.40
Version 4986621
追記:2020.10.28
adbのバージョンに起因すると思いますが、成功しても何もログが出力されないが、成功しているという状況が発生したので追記させていただきます。
'adb' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
上のようにadbコマンドが存在しない場合は、インストールする必要があります。
SDK Platform Toolsをダウンロードしてadbまでのパスを通します。
チェック4.Unity Profilerのターゲットを実機に変更
デフォルトはUnityエディタがプロファイルのターゲット。
プルダウンから実機に変更しましょう。
チェック5.最終手段Unity再起動
どうしてもだめな場合があります。
そんな時はUnityの再起動をしましょう。
まとめ : AndroidがUnity Profilerにつながらない時のまとめ
最後に記事の内容を簡単にまとめます。
①Developmentビルドできているかチェック
②USBデバッグをONにしているかチェック
③ポート転送をセットアップしているかチェック
④Unity Profilerのターゲットを実機にセットしているかチェック
⑤Unity再起動して再確認
こんな感じです。
アプリのプロファイリングは開発中にはよくやる作業です。
いざ接続しようとして失敗していては作業が進みません。
めんどうくさいから後回しにしていると、アプリ内部でとんでもない事件が起きるかもしれません。
週一回くらいは実機につないでプロファイリングすることをオススメします。
CPUやメモリがどのように使われているか、
プロファイリングして初めて分かることが多いです。
AndroidがUnity Profilerにつながらない人はぜひこの記事を再度チェックしてみてください。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
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